楽しいも、悲しい心も。

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グリーフは大切な人をなくしたときの反応で、
大抵❝とても悲しいこと❞と表現される。

もちろん、それは外れてはいないし・・
とても悲しい以上に悲しいことなんです。

いろいろな感情が溢れるのです。

カウンセリングの初回は涙がいっぱいだし、
言葉も途切れるから話せないことだってある。

それでも、
そうやって気持ちを表現していくことが大事。

ふっと力が抜けて、
笑顔で帰られることだってある。

こういうことを書くと、
「笑うんですか？」
「よくなっちゃうんですね？」
とか言われるけど。

笑顔もあるのよ。

悲しいときも、
人は安心や安らぎや光を感じれば笑顔がでることはある。

俗にいう面白い、
だから笑うだけが笑顔じゃない。
人ってそんな切なさもある生き物だと思うのよ。

もし、グリーフを抱えてたって・・
喜びや楽しい気持ちや嬉しい想いもある。

だから元気になったって、
片付けないで欲しいのだけど。

いろんな感情が湧く、
入り混じる、混乱する・・分からなくなる。

それが喪失に伴う反応なんだ。

あれや、これや。

周りの人が喪失に遭遇したとき、
楽しいも悲しいも許して欲しい。
そうやって見守ってほしい。

楽しいも、悲しい心も、
いろんな想いの破片で人生は出来ている。