我マンってなぁんだ?
我マンっているのかな?
譲り合うとか分け合うでいいのに、
我慢って言葉が出来たのはどうしてだろう。
ここで我慢の意味を知ってみよう。
と調べたら、どうも興味深い内省になりそうだ。
①仏教の煩悩のひとつ。
強い自己意識から起こす慢心のこと。
実際には存在しない我が自己の中心にあると考え、
それを根拠として行動する思いあがった心。
おごり高ぶり。
②我意を通すこと。
(大辞林より引用)
現在は一般的に自己を抑制し、
耐えるという忍耐の意味と使われていますね。
これは近世後期から言われるようになったようで、
もともとは「我意を張る」という強情な心意からの転用。
今多くの方が使っている意味とは、
どうも違うらしいということが読み取れます。
実は・・
漢字を見るとそのままなんですね。
我に慢心を持つ、
そこからの我意を張ることが我慢だということ。
自分を通そうとして、つらい状況に陥る。
ということでしょうか?
となると・・
我慢は状態のことで、
動詞ではなかったんだろうなぁ。
我慢はつらい状態を引き起こす。
自分が耐えることを指すのではなく、
その前に要因があっての結果だということ。
思わぬ前置きがたくさんになった。
ここまでの発見でも、
なんだか見直すとこがいっぱいある気がします。
冒頭に書いたように、
自分に必要かどうかの問いも整頓に近づいたような・・
近年では我慢をしないと、
~ねばならないというロジックめいてきている。
ロジックよりも自動発動化していませんか?
我慢は耐えることとは違う意味。
押し込めて、
自分に何かを強いることでもない。
なにより陥りたい状態でもない。
見つめ直すのは、
我慢と感じる前の自分ということ。
書こうと思ってたこととずれたけど、
そんな日もある・・ということで。
本当はこの小さな花を見つけて、
片隅の砂利で我慢して健気に・・
なんて思うのは人が思うことだなと書こうとしてた。
花は咲くことだけというか、
もっとシンプルで軽やかだ。
我慢なんてレッテルはいらない。
いのちを全うするのみ。
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