愛と哀からなる抱擁
お別れのときがきたら、
ただその人を抱きしめて感謝の言葉を言おう。
最期に間に合わなくても、
心の中で抱きしめて伝える。
❝ありがとう❞かもしれないし、
❝あなたと出逢えてよかった❞とか❝あなたのここが好き❞
そんないつも言っていた普通の言葉かもしれないけど。
その❝いつも❞は永遠でない。
でも、その愛は永遠に通じる。
言葉だけでは伝えきれない。
その想いを伝えたい、
そう心から溢れ出す想いを伝える。
そのお別れのハグは一生に一度。
だから、ハグというより抱擁。
いつもより愛を示す心の作業が入っている。
最期だから、示すということとは違う。
この意味合いが伝わるかな。
その悲しいと思われる抱擁は、
お互いの人生に重い錘を下ろす。
自分の重心を図るような生きる中での碇になっていく。
受け取ってまた生きていく、
あのはじける笑顔にこれからも応えていくよって。
相手にそう伝えるための唯一の手段、
まだ哀しみばかりでも愛もあるよって。
そんな抱擁でもあると私は思っている。
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