想い出は～になる。

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いつか想い出になる。

この言葉は前までの私だったら、
言われて激昂していた言葉だろう。

分かんないくせに、
なんにも知らないくせに・・
そんな固まりが鼻の奥の方から目に上って、
でも何も言い返せずに。

お風呂に入ったら、ぼろぼろ涙がでた。

今になってみれば、
分かってないのは私だったかもしれないと思う。

誰でも喪失を抱えているのだと分かってしまい、
手に入らなかったことは想い出にもなると知ってしまった。

自分の手の内に入れることが幸せでないこと。

出逢った人とお別れがあることも、
この世で会えなかった流産したこどもも。

居続けられなかった場所も、
行くことの出来なかった居場所も。

小さいいのち

孤独さえ、誰かの存在から感じている。

そんなふうに思えるいい出逢いばかりあって、
たまに恨み言も言いたくなったりだってまだある。

湧きあがる泉

そんなちっぽけな私にも、
生きる力も支えてくれる方々がいて。

想い出はいつか大事な光のような、
私の人生を照らしてきた淡い固まりになる。

それでも、
想い出は～になるに入れる言葉はまだ保留にしておきたい。

今はこの温かい光を感じながら、
感謝したり、足掻いたりの繰り返しもまだしていく。

ここが明確になるときは、
お役目が終わるときくらいでいいかな。

そんなふうに答だけを追わずにいてもいい。

偶然、引用した記事と同じ木の花の写真だった・・
こんなのも不思議ね。