想いはいつか。
私のお仕事のテーマは、人生の喪失に関わることですね。
生きていると自分が大切にしている人やものをなくすこともあります。
自分自身のことでも、病気や障害で失うというものもあります。
これは不運でもなく、誰でも失う体験はします。
その内訳がそれぞれ違うことです。
そして、この喪失に伴う反応をグリーフといいます。
私はこのグリーフケアという分野にも関わっています。
そうすると出逢った方が、
御自身の体験をお話してくださることがあります。
後悔とか、自責の念とか、もちろん良かったことなども。
これらは言い方を変えると、
❝想いの残っている❞エピソードとも言えますね。
今日書こうとしたことは、この時間軸です。
想いが残ったというときの時間軸はそのとき、
もしくは今も・・という時間の地点に立っていますね。
相手と離れてしまったというところにいますから。
喪失という大きな課題を見つめるとき、
もうすこし大きな視点が必要になっていきます。
自分と向き合ってくれた人の想い、
毎回その場で受け取れるだけではないと思いませんか?
ふと思い返すときがまた訪れます。
そこで気付いたり、誤解があったことを知る。
そんなこともあると、実は知っているのではないでしょうか。
私ね、ずっと信じていることがあって。。
人が正直に想いを伝えようとしたことは、
必ず受け取ることができるんじゃないかなって。
人ってそんな悪いもんでもないだろうと。
そのときは誤解やすれ違い、意地の張り合い・・
そんな現実があっても、想いはいつか繋がるのだろうと。
生きるはたくさんの素敵なことも込みだろうと思います。
真剣な想いはそのとき叶わなくても繋がっていくのです。
大切な人の想いもね。
いつかへの眩い光の源へと。
2016/08/23 | グリーフとの向き合い方, 繋ぐ・繋がる グリーフケア, 気付く
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