悼みの中の優しさ
悼むという人の想いには愛がある。
人生を共にしたかけがえのない人への想い。
だから、私達は悼みを胸におく。
最近は悼みという本来の意味が、
痛みになって・・否定されがちだけど。
きっとこれでいいのだと何とか気持ちを収めようとしても、
拭えなさが残るのはそれが苦しいという意味の痛みでないから。
こころがそう叫んでいるのだと思うよ。
大事な想いだよって。
受け取るものがあるよって。
以前書いたこの記事を好きな方がたくさんいてくれるのは、
それに気付く人がでてきてくれているということと思っている。
“今まで話せなかったことを話せそうな人がいる”
このご感想の一文も、そのひとつね。
グリーフケアを知って20年以上が経つ。
知った頃に思ったより、案外広まらなくて(笑)
まだまだ知ってもらう段階だけど、
ひとりぼっち(の気分)でずっと追ってきたものは変容していく。
それは悼みの中の優しさが、
いつしか大きくなっていくことと似ている。
触れられないほどの悼みほど、
愛情が隠れていて・・きっと満ちるときがくる。
私はずっとそれだけを待っている。
そして、そこに繋がってくれる人がいることも。
人はそれができる生き物だと信じていたい。
2016/06/26 | グリーフとの向き合い方, 繋ぐ・繋がる グリーフケア, 御家族から教えて頂いたこと, 気付く
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