悩みと一体にならないこと。
グリーフや悩みを抱えると、
人はその想いが自分自身であるように感じる。
感じたことのない感覚に、
そのことが自分を脅かすように受け止めている方が多い。
「この先どうなるか不安です。」
「自分はどうなっていくのだろう。」
そんな言葉から、その人が想いに捉われていることがうかがえる。
しかし、本人はそこにどっぷり浸かっているので見失う。
自分が今人生のどこにいるのか、
そこまでを見る余裕がなくなってしまう。
最近の前向き思考のお蔭で、
そんなときそこから早く離れようとすることが多いのも特徴かもしれない。
スポーツをしてみた、
趣味のことをしてみた・・何も身が入らない。
手放せって書いてあったから、考えないようにしてみました。
でも、ずっと考えてしまうんです。
当然の反応でもある。心は正直だ。
自分の人生が掛かっているような一大事に、
なかなか人は楽しさだけで心の奥までは誤魔化せられない。
じゃあ、どうしたらいいんですか?
早く楽になりたいんです・・と言われることが多い。
そんなときは、その悩みを分解していく。
見えない敵に追われ続けるよりも、それが何か知ったら輪郭が見えてくる。
そうなると、ただ怯えなくていい。
対処の方法がでてくる。
悩みは自分自身でないと、今日のところは知ってください。
なにがそうさせているか、そこを見つめていくことが必要です。
何かあったときは、この記事を想いだして。
お話してみたい方は、いつでも御予約をどうぞ。
2016/07/01 | カウンセリング紹介, グリーフとの向き合い方 カウンセリング, グリーフケア
関連記事
-
ミッション・セッション11
あら、ゾロ目・・ 縁起いい気がしますね。 この日のセッションも流れ...
-
陰極まり、陽となる。
冬至を過ぎ、心なしか陽がオレンジに見えます。 ここから陽が長くなって...
新着記事
-
2022年 夏至の余白
日常の中にある大切なこと、 人生には気が付くタイミングがあります。 ...
-
2021年10月 グリーフケア~はじめの一歩 ご感想
ブログを毎日にしなくなって、 めっきりご感想等も遅れてしまいすみませ...
PREV : まとめない美しさもある。
NEXT : 中東遠訪問看護師研究会研修