天まで揚がれ、想いを乗せて。
素敵なエピソードと出会ったので、
ivyのことではないけどご紹介しようと思います。
今日自転車での移動中に静岡の街外れで、
おじいさんに呼び止められました。
人通りの少ないところで困ってらして、
自転車で現れた私を見つけて‘あっ’と。
「この辺りで、この番地は分かりますか?」
昔ながらの住宅街で、
住所だけでは分からず・・
地図を見ると、
もう少し先の入り組んだ場所でした。
目印もないので、
お知り合いのところですかと聞くと・・
「タコを買いに来たんですが、
タクシーの運転手さんも分からないと言われて。」
タコ?
海にいるタコ?
こんな場所に有名な何かあるのかな・・
「静岡の人は面白いこと言うなぁ。」
「これだよ。」
「30年来の悲願でねぇ。」
見せてくれた新聞の切り抜きには、
駿河凧の写真がありました。
あー、タコって凧か!
この辺りはそういう街だったと聞いてますが、
まだ在るんだ?
「うちは娘が二人でね、凧を揚げれなかったの。
そしたらね、生まれたの!
12月に、男の子!」
「やっとだよー。
孫とさ、凧揚げたいじゃない!」
「甥っ子が調べてくれて、
それで探しながら、買いに来たの。」
「いや、いい人に会えた。
ようやく辿り着きそうだ。」
「これで凧揚げ出来るなぁ・・」って。
何度も何度もお礼と、
私のことを褒めて下さりながら手を振られました。
見れば、足を引きずってらして・・
駅から歩いてくるには時間が掛かる場所、
じいちゃんの愛にグッときながら見送りました。
まだ2か月の赤ちゃんの横で、
凧を掲げるおじいちゃんの笑顔が目に浮かびます。
凧、凧揚がれ。
天まで揚がれ、想いを乗せて。
一緒に凧揚げ出来る日まで、
元気でいらしてくださいね。
お孫ちゃんへと紡ぐ愛。
道を聞いて頂き、私まで幸せ感じました。
ありがとうございました。
写真は見せて頂いた切り抜き、
風に舞いそうだったけど。
かえって記事のお顔が隠れたから載せちゃおう。
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