夏の風物詩
この時期にお線香をあげにいくという行事が私にはあります。
ivyのセミナーや講演でお話しさせて頂いている、
お子様のうち、夏の命日がお二人。。
今日、その二件目を終えて
少しほっとしています。
「○○は、浅原さんのお仕事のお役に立ててますか?」
お母様から、そんな質問をされ
本当にありがたく、頭が下がる想いです。
うん、すごく働いてもらってね。大活躍♪
そんな私の口調を笑って下さりながら。。
ずっと、想いはあの当時に遡ります。
大切な夏の風物詩。。
あの夏も暑かった。
あの頃まだ若いのに、耐えて見送って頂いた。
ママは、よく笑顔を見せてくれていたと今でも思う。
パパはひと言くらいしか、もう話せなかったよね。。
花火を見ながら、亡骸を抱いていたあの日。
いろいろさせてもらって、良かった。
そう言って下さるけど、きっと何ひとつ足りる日は来ない。
「パパがね、『浅原さん、今年も来てくれるんだ?』って聞いてた。」
「もっと遊びたいっ。明日も来て。」
「ママがお話ししたかったのにぃ。」
あの頃小さかった御兄弟も大きくなり、
私を取り巻き、話しかけるので。。
ママがふざけて不満気な中、帰る時間になってしまった。
駐車場で、
「今いたら、どんなだったかなぁ。。って思う。」
「今日話したいこともっとあった。なんか、いろいろ。」
きっと、初めてに近い本音かな。
今年は秋にも改めて来るね、そう約束して帰る。
もう数年、まだ数年。。
やっと本音が言える年数なのかもしれない。
グリーフケアは終わりない旅。
お互いがおばあちゃんになるまでね。
時間を紡ぐ旅、お付き合いします。
2014/07/31 | グリーフとの向き合い方, ナラティブ, 繋ぐ・繋がる グリーフケア, 兄弟ケア, 御家族から教えて頂いたこと
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