問題と感じているのは誰でしょう?
御家族で何かが生じたときに、御相談されることがあります。
例えば、「~が精神的に参っているのですが、
カウンセリングに連れて行ってもいいですか?」みたいなね。
これは、毎週のようによくある御相談です。
ただ、いつもこの後同じパターンになります。
「本人が行く気がない(または、行きたがらない)」
もしくは、
「本人が何とも思っていないんです。」とかね。
実は当然なのです。
問題と思っているのは、私に連絡をしてきた方だからです。
勿論、ご本人はつらいし苦しいし。。きっと楽になりたい。
でも、今はそれでいいとか御本人のタイミングじゃないのです。
苦しいなりに、御本人が過ごされているのです。
周りで見ている方が、その状況は耐えられないとか心配。
さぞかし辛いだろうとか何とかならないかと感じます。
思いやる気持ちからではありますが、
周りの方がそれをじっとみているのに、継続できないことが多々起こります。
これは、家族療法の考え方では“御家族内で問題を表現する人”
私は、家族療法はかじったくらいなので
御家族全員でのカウンセリングはしませんが。。
これと同じことが起こっているのだろうと思います。
御家族の中で対処できない、または手に余ってしまった。。
これがこの時点では問題です。
御家族内のことは、私には口を出せません。
ましてや、お会いしていない方へどうさし上げたらいいかは
とても難しいものです。
だから、この場合本来ならば
この“問題を表現する人”が御相談に見えるか。。
セミナー等で御自身を見つめ直して頂くか。。
これが正当法ですね。
ただ、それを伝えると
「私がですか?!」「私は別にカウンセリングに行く必要はありません。」
となかなか御理解頂けないことが多いのです。
“問題を表現している方”がいることはチャンスなのですが、
御本人がそう感じられないから、表現している。。
難しい点ですね。
御家族の中で、問題を感じて表現された人が
解決への道になるということもあるのですよ。
チャンスなんだけどな。。
だって、そうしたら御家族皆様の見方が変わるでしょう?
カウンセリングは特殊なことではありません。
御自身を見つめ直すきっかけです。
そうしたら、御家族内での対応も変わります。
このような考え方もあるのです。
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