冬には冬の良さを。

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苦しみに希望があるというのは、
よく言われている。

それを信じられるときは、それが希望になる。

それが信じられないときは、
どうしたらいいかというのが一番最たる悩みではないかと思う。

冬の寒い雨の中にいて、
そのうち晴れるから。。
春はやってくるからと言われても。。

今、冷たくて切ない手足や
しんどい気持ちを温めることはとても難しい。

気持ちを春に向けて持ち、
奮い立たせることはなかなか気力がいる。

早くこの寒さをやり過ごしたいと思いながら、
過ぎてしまうと寂しい気持ちがする。

冬には、冬の良さがある。

亡くなった人を想い出すのがつらい時間、
記憶が薄れていくと思うとそれもまたつらい気がする。

こんなに思い出すのも、この冬だからかもしれない。

だから、この冬はこの冬の良さを感じてを過ごす。

そんな時間でもいいのだと思う。

来年の冬は、また違う感じ方をするだろうから。