今日まで生きてきて。
いのちの現場で働いていて、
毎日思うことは自分が今日まで生きている不思議。
病気もないし、体調に心配もそうはない。
なんの確証もないのに、しばらく大丈夫と思う。
でも・・生まれてきて、
生きているって奇跡に近いのだと思う。
医療が進化しても、
いのちに確証がないのは変わりないこと。
なにもなく生きてるってことでなく。
そりゃあ、しんどいこともたくさんあって。
生きる意味などなんの意味もないと、
本気で想ったこともある。
私など・・これまで何度もそう呟いている。
いのちや死を見つめる体験は、
幾度となくそんな想いを身体で受けていくのかもしれない。
特に深く我心を動かしたのは、
今まで愛らしく話したり、歌ったり、遊んだりしていた者が、
忽ち消えて壺中の白骨となるというのは、如何なる訳であろうか。
(西田幾太郎 「我が子の死」より)
西田がこう記したように、
足元から崩れるような、胸の奥に岩を投げ込まれるような・・
そんな暗闇をみてそれでもまだ生きている。
尊いいのちが失われて、
なぜ私が生きているのか分からなくても生きている。
いのちがあるうちは生きていくということだろう、
いつの日かそう感じ始める。
時代や条件や・・生命力だけでは賄えない。
偶然という必然の中で私達は何故か生きている。
そして出逢い、別れ・・
期限付きの時間をまた生きる。
いのちの循環の中のひとりとして生きる。
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