三寒四温
「今週は寒の戻りです。少し冷え込みます。」
そんな天気予報を耳にするこの季節です。
“三寒四温”
本来は冬に使われる言葉らしい。
三日冷え込み、その後の四日比較的暖かい日が続く。
これはシベリア大陸の冬の気候のこと、
日本の冬ではあまりないのだそうです。
今は冬から早春にかけての寒暖を繰り返す陽気を指すことが多い。
春先に使う言葉かと思っておりました。
大切な人をなくして来られた方に、
「良くなりますか?」
「元気になれますか?」
そう質問されることも多いのです。
繰り返し言うと、
グリーフは病気ではありません。
喪失に対する当然の反応です。
だから“良くなる”という表現も微妙でもあります。
それでも苦しい、つらい。
だから、そう聞かれるのだと思います。
大切な人をなくす、
その喪失を抱えて大事に生きていく。
寒の戻りのような気持ちになる日もあります。
心が温かくなる日もあります。
少しずつ、少しずつね。
無理はしないこと、
先ずは身体を大事にすること。
グリーフの正確な情報に辿り着くこと。
こんがらがって分かんなくなっちゃったときは、
声を上げて泣いてもいいこと。
ひとりで行き詰まりそうなときは、
誰かに手を伸ばすこと。
ひとりで頑張らなくていいことだと知ること。
頼ってもいい場所があると伝わること。
2017/03/14 | カウンセリング紹介, グリーフとの向き合い方 カウンセリング, グリーフケア, 御家族から教えて頂いたこと
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