一緒に見ててね。
「笑える日はきますか?」
ivyのカウンセリングで多い質問のひとつです。
❝笑える❞の感覚が人によって違うので、
なかなか難しいところではあります。
聞く方はきっと以前のように楽しくとか、
喪失以前の感覚のようなイメージを持たれていることが多いのです。
しかし、
大切な人を忘れるようなことはないのですよね。
だから、
笑える日はくるけど。。以前とは違うのかもしれません。
なくしたことが苦しくて、
もう一生笑わないと思っても人はいつか笑う日はあります。
誤魔化しでもなく、自然に。
それは、私が言うよりも。。
以前書いたブログのようにivyを卒業した方の言葉が説得力があるかな。
そう、この方には
「先生に笑えるって言って欲しいんだから。
言ってあげてください。」
って有難いこと言われたけど。
まだ私には躊躇うこともあって。。
それは、笑えないと思っている訳ではなく。
見ててね、ってそんな言葉になるからかなと思う。
今は泣いてばかりだけど、
いつかきっとまた笑う日もくる。
あなたと一緒に笑ったあのときよりかは、
輝きは鈍いかもしれないけれど。。
それでも、
あなたもきっと好きでいてくれた私の笑顔になる自分でいたい。
人はそう思える日がくると信じているから。
その日まで、
一緒にこの道のりを見ていてね。
そう言えるようになっていけばいいなと思っているの。
見ていてくれるから、また歩いていくのだと思う。
そのことに気付く日までは泣きながらでも。
2015/11/19 | カウンセリング紹介, グリーフとの向き合い方 カウンセリング, グリーフケア, 気付く
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