トンネルの先に。
大切な人やものをなくすと、
長いトンネルにいるようだと語る人もいる。
トンネルは感覚を表していて、
真っ暗で狭くて先が見えないという意味合い。
感覚というか、
実感を比喩で伝えている。
そのトンネルは必要なプロセスでもありながら、
ひとりで居続けるのはしんどい場所でもある。
ドミナントストーリーに絡められると、
人は受身のままで怖さを感じるのだと思う。
そして否定しようとして、
余計に動けなくなってしまう。
トンネルの先にあるのは、
大事な気持ちに行きつく異なるストーリーだ。
オルタナティブは今の否定でも、代わりでもない。
これは人の語りから生まれるもの。
言葉を使って考えすぎるのも難点だけど、
頭の中でなく言葉を紡いでいくことは問いを拓いていく。
だから人と対話をして欲しい。
安心できる場所で。
トンネルの先の未来の時間と、
自分自身の今に辿り着くのはもうすぐだから。
2018/01/15 | グリーフとの向き合い方, ナラティブ カウンセリング, グリーフケア
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