ケアする人のケア

思えば、最初から目標にして名刺の後ろに
「ケアする人のこころのケア」と入れていたのだった。
けど、まだだなって思っていた。

 

 

そんな中、
「どうして、看護師さんのケアが重要なんですか？」
そう質問されることが多くなっている。

 

 

また、出逢いがあり。。

人の最期のケアをする人のケアに目を向けている。

 

 

 

医療職の人は専門外の人からは、
人のケアとかいのちのことをよく知っているのでしょう？
プロなんですよね？。。そう思われている。

 

 

 

実際は、いのちのことや死のことにプロっているの？

もちろん、各専門分野でのプロはいる。

 

 

でも、いのちや生死は人の力を越えるもの。
コントロールできないもの。

職業だから、扱えるって訳でもない。

 

 

人の命に関わる仕事。

 

大きな使命感や責任感、プレッシャー。。
たくさんのことを抱えている。

 

つらくなることも、向いてないと思うこともあるだろう。

 

 
慣れちゃうんですね？
 

 

仕事でも。。仕事だから。。
真っ向から向き合いたいから、苦しさも抱える。

 

 

自分自身が、向き合ういのちと対峙するから。

 

いのちの大きさに揺らぐから。

 

 

 

問題は。。
目が向くのが、いのちの大きさや偉大さでなく。

自分を責め続けていくということ。

 

もうひとつ、そんな優しい人ほど辞めていく。

 

 

辞める選択肢も致し方ないのかもしれない。

 

 

そう思う人こそ、いのちに寄り添えるかもしれないのにな。

 

 

あなたが駄目とか、足りないとかじゃないのだと思う。

プロ意識とかだけでは賄えないもの。

そのくらい大きなことと向き合っているの。
 

 

ケアする人自身が、
「死ともに生きる」という視点を持つことが大事。

 

そう伝えたいと思って。。

 

 

 

一緒に悩む誰かがいたら、違うんじゃないかと思って。

 

 

あなたの大切な人のいのちの最期の大事な時間、
寄り添って。。見守ってくれる人達は必要なんじゃないかと思って。

 

 

 

 

だから、ケアする人のケアは必要と思っている。