もし、という物語
人生の岐路に立つと、
もしくは分かれ目だったと感じた後
「もし」というフレーズに出逢う。
“もし、あのとき~だったら”
“もし~しなかったら” “もし~していたら”
そうしたら今が違うんじゃないかって、ぐるぐる回る。
それは。。
嘆きでもあり、後悔でもあり、
そしてきっと願いや祈りでもある。
でも現実とは異なる物語。
戻れるなら、必ず戻るだろう。
あの日に、あの時間に。想いの残る瞬間に。
でも。。戻れないから、ぐるぐる回る。
だから、ずっと「もし」は続くんだ。
心の中で、頭をかすめ、続いている。
・・本当はこの下書きを書いていたときは、
この後ここからの再構成ということを書こうと思っていたのだけど。
今日覚悟はしていたのだけど、訃報を受け取って。
看護師だったときの大先輩が旅立たれた。
1年目からずっと広い心で見守ってくれた人。
今はただただ悲しさを胸に抱いている。
そして、私にも「もし」という物語が回る。
もし、もう一度会えていたら。
もし、笑った顔見れたら。。とかね。
その物語は、
あの人の生きた姿と遺してくれた想いで成り立ってもいるんだ。
そんな当たり前のようなことを実感する。
こんなこと書いている私を見て、
きっと笑ってくれているんだろうと思う。
頑張んなさいよ、浅原なら大丈夫よって。
もしという物語の後ろには、
大切な人から受け取った宝物の物語もある。
受け取って、また生きていく物語がある。
私は人がその物語を紡ぐことを大事に思っています。
ひとりで探すのがしんどいときは、誰かに話したらいいのです。
私もまたひとつ受け取って、
ここから聴いていくことが更に変わっていくのでしょうね。
お別れ言いたくないけど、ちゃんと行ってきます。
そして、またivyでお待ちしていますね。
2016/03/28 | グリーフとの向き合い方, ナラティブ グリーフケア, 気付く
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