ひとりで死ぬのだって大丈夫~本の紹介
緩和ケア医、奥野滋子先生のご著書です。
緩和ケアとは、終末期のがんの患者さんに寄り添って
治療や痛みのケア、また心のケアをすることを言います。
この本のタイトルを初めに見た時は、
この数年流行のおひとりさまの本かと勘違いしましたが
現場の医師が、今の医療の現状と
出逢った方から学んだことを丁寧に綴られている本です。
緩和ケアと言っても、「死」だけを扱うのではありません。
このブログを読んでくださっているあなたは、
もう気が付かれていると思います。
「死」には、「生」や時間や人生や
その方の想いや周りを取り巻く方の想い。。
関わりの会った方の人生、今生きている時代背景
そんなたくさんのいろいろなことが繋がっているのです。
私がこの本が好きだなぁと感じるのは、
奥野先生が描く患者様がイキイキしているから。
なかなか難しいことだと思うんです。
文章力のことではなくて。。。
私もね、ブログでは掛ける範囲で
出逢った方のことを書きますが。。とても勇気が要ります。
どうしても私の目線から感じたことになりますから。
自分の感じたことを、覚悟決めて言葉にする。
その方から、受け取った想いを文章として綴る。
そういうふうに書ける方は、
いいお医者さんだろうと。そう解釈しています。
まぁ、何がいい医者かはまた難しいのですがね。
ということで、最近の一押し本です。
↓ぽちっと、見てみてくださいね。
2014/10/25 | グリーフとの向き合い方, ナラティブ, 繋ぐ・繋がる グリーフケア, グリーフブック
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