ひとりじゃないはず。
私があなたの前にいる意味は、
グリーフの知識やカウンセリングが
すぐに役に立つからではないのだろうと思う。
世界でひとりになってしまったと感じる夜に、
もしかしたらまだ誰かいるのではないか。。
そう感じるほんの少しの気持ちに寄り添うため。
この苦しみは誰にも分からない。
解るわけなんてないんだ。。
そんな具合にいくら自分を納得させても、
居場所が見つからずに生きた日々を。
孤独が身を切るように自分を脅かす日々には、
もしかしたらまだ見えていないものがあるのだろう。
まだ誰か手を差し伸べてくれたり、
一緒に分かち合ってくれる人がこの世のどこかにいるかもしれない。
そんな当てもない光を暗闇で探す。
そう、それぞれの人生の中で。。
いろいろな想いを抱えながら、苦しみと向き合う人がいる。
ひとりじゃない。
この苦しさという想いは、
自分にしか解らないのかもしれない。
答えはすぐに見つからないのかもしれない。
手を繋ぐ人にはいつか出逢える。
その前の準備段階として、
それを信じる練習に私はあなたの前に今いる。
ただそれぽっちだけど、ひとりじゃないから。
だから。。
今はまだまだ自分を信じられなくなったあなたが、
私を信じてくれる気持ちにありがとうと言おうと思うの。
人が生きるという時間は、ひとりではないはずなんだ。
だって、ひとりで生きている人なんてそういるもんじゃない。
2015/08/11 | カウンセリング紹介, グリーフとの向き合い方 カウンセリング, グリーフケア, 御家族から教えて頂いたこと, 気付く
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