でんでんむしのかなしみ~本の紹介
新美南吉さんの絵本です。
❝ごんぎつね❞
❝手袋を買いに❞
有名な作品がたくさんありますね。
が、実はお若くして亡くなられています。
作品はそれほどは、多くはないのです。
それでも、ずっと受け継がれている。
たくさんの死や喪失を経験された時代の人。
そこに、人の生きた姿を感じます。
これはいつ頃書かれたのかな。
きちんと調べきれませんでしたが、書かれたのは1935年。
本は現代仮名使いにされてあります。
でんでんむしが自分の抱える悲しみに気づくことから始まります。
でも、みんなそうだから。。ってお話ではないと私は思っています。
(あらすじを書くのは、私は好きでないので。。
あえて省かせて頂きます。)
私の感想はね。。
でんでんむしみたく、
背中に殻があったらいいのに。。悲しみを入れとけるのに。
苦しいとき。。
溢れちゃわないって、いいな。
私にも背中に殻があったら。。
背負えたのかな?
醜い自分が嫌いにならなかったかな?
そんな羨ましさを、私は感じていました。
あ、心配しないでくださいね。
今は私はこんな自分が大好きだから。
きっと新美さんの伝えたかったこととは、
違うだろうということはここに書いておきます。
どんなお話かは、是非ご一読ください。
この絵本には、他のお話も収録されています。
他の3作品も、静かないのちが息づいています。
現代のこども達にも知っておいて欲しい一冊。
2015/10/30 | グリーフとの向き合い方, 繋ぐ・繋がる グリーフケア, グリーフブック, 気付く
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