それぞれのドラマ
ivyのお仕事が主になってから、
というか、母が病気をしてからなのですが・・
この数年は年末からお正月までは主に実家で過ごします。
重いものや高いところ、細かい作業の担当が私。
お正月用のお皿を高い棚から出すとか、
電球変えるとか、昆布巻きのかんぴょうを巻くとか。
なんてことない作業が親孝行になってきたお年頃なのですよ。
で、実家にいると箱根駅伝。
普段はこんなにテレビ見ることないってくらい、
長時間見続けますよね。
競技自体の面白さより、
母が見るのでが一番の理由ですが・・
この人気が根強いのは、
どの人にもドラマがあるということだろうと。
ヒーローになる選手、追い抜かれる選手、
監督、出れなかった控えの選手にも・・
きっとそれぞれのドラマがあることでしょう。
映画やテレビで見るストーリーも、
分かりやすいように主役が中心なだけです。
他の役側から見たら全く異なる物語になることだってある。
ひとつの出来事にお話はひとつではないんです。
いつも書くことですが、
誰ひとり同じ人生を歩む人はいない。
同じ親に育てられた兄弟でも、人生はその人固有の物語です。
物語とか、ストーリーと表記すると、
❝作ってません❞とか誤解されることもありますが・・
そのような意味でなく、その人が物語るストーリーという意味ね。
私は人が好きっていうと、
大仰なことのように言われます。
でもね、
私はきっとこのそれぞれのドラマが好きなのだと思う。
人は誰しも懸命に自分の人生を生きるものです。
それはきっと自分にしか分からないこともたくさんあり、
他の人が評価することもでもありません。
そして、
自分から見て他の方の人生が全て分かることは難しい。
誰しもが生きる意味があり、
ときに哀しみも切なさもすれ違うこともあります。
だから人は寄り添い、支え合い生きる。
そこにいのちの尊さがある。
誰の人生かではなく、どの人の時間も尊いの。
ここから離れそうになったとき、
人にはお互いのドラマがあると思いだしてね。
それぞれのドラマはどれもご自身が主役で、
他の人はそれを認めるという形で沿ってしていくのです。
そんな視点で今の御自身のドラマを見つめてみてください。
実は意に反して登場している人が、
重要な脇役かもしれませんから。
2017/01/04 | グリーフとの向き合い方, 繋ぐ・繋がる グリーフケア, 御家族から教えて頂いたこと, 看取り, 看護
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