あなたの人生、片付けます~本の紹介
有名な作家さんなので、ご存知の方も多いことでしょう。
私がご紹介するまでもありませんが・・
が、起業してからあまり小説は読んでなくて、
実は私は初めて読みました。
社会派な切り口の小説を書く方で、
興味深いタイトルのご著書がたくさんなのですね。
は、片付けの本でも、片付け屋さんの話でもありません。
いや・・
片付け屋さんが主人公なのですが、
片付け方法がメインテーマではありません。
どうして捨てることができないのか?
この理由を通して人生のお片付けをしていきます。
私も片づけが苦手なのですよー、
というか世にいう貧乏性ですね。
断捨離の本とか読みますけど、
ワクワクとかどんな自分に、では捨てられない。
だって理由があるんだもん。
と仕事ばかりをいいことに温めています。
(掃除はします、ご安心を。)
そうそう片付けのことを書こうとしたのでなくて、
今日の記事で書こうとしたのは理由のこと。
家の中や持ち物には理由がついて回ります。
捨てられないものには特に・・
この小説の4つ目のストーリーはグリーフが関連しています。
中学生の男の子をなくしたお母さんのお話です。
お部屋をそのままにしてあるのね。
私はカウンセリングで聞かれたら、
“いいですよ、片付けたくないなら”
“そのままでいましょう”って言っちゃいます。
こどもをなくされた方には尚更。
でもね、このお話ではそれによって、
ご主人や男の子のご兄弟が苦しみに陥っています。
大切な人のものを片付けたくないって方はたくさんいます。
でも目の前の大事なものを見失わないで欲しいの。
だって、どちらもあなたの現実で大事なことだから。
大切な人をなくすということ、
その後の二次喪失やご家族と折り合いをつけて生きること。
こんな文章もありました。
“人々はその悲しみをどうやって乗り越えてきたのだろう。
(中略)
そんな現代に生きる自分達は、
喪失への対処の仕方を知らないのではないか”
(P.315より引用)
まぁ…乗り越えるのではないけれど…
捨てられない…
いやそこにある理由にフォーカスを当てたら、
見えない想いに気持ちを寄せられる。
そんなことを分かってもらえる一冊。
是非読んで、気持ちに気付いてみてください。
追伸;
健康を蝕んでしまいそうな環境のときは片付けが必要ですよ。
睡眠、食事、体重、便秘に変化があるときは要注意です。
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