「遺されたつらさ」の受け入れ方ー本の紹介
本の紹介です。最近少しご紹介が減ってますね。
読めていない本が積んであります。
この本は、ivyに来た方が教えてくれたんです。
「読んだ本の中ではこれが、そうかと思うところがありました。」って。
陸上自衛隊のカウンセラーさんをしている先生が書かれた本です。
グリーフという言葉はでてきませんが、
自衛隊でのメンタルヘルスと表現されています。
が、死別や自死のケアについて書かれた他の著作もあり参考になります。
男性に接することが多いのかな。
死別後のことを時期や実生活に近づけて、
身体とこころをどうもっていくかを上手に表現されています。
かつ、理由もはっきり書かれていて。
パキッとした感じ。
喪失後の方は、本を読むのもしんどい時がありますから。
このくらい整頓してくださっていると、
読みやすいだろうなと思います。
身体がしんどくて読書なんてと感じてる方でも読めるかと思うの。
あとは、男性にも向いているかも。
(男性の意見聞けてないから、ここは引き続きリサーチします。)
私が着目したのは、第1章の終わりの辺り。
「人の力を借りなさい。それが生きる知恵であり、普通のこと。」
という見出しがあり、その理由も書かれています。
あと、第5章の自死のくだりも参考になると思います。
罪悪感や様々な感情に対して、優しく説いてくださっています。
あなたのせいじゃないなんて綺麗に言われて流されるるより、
余程こういうことが知りたいのではないだろうか。
そんなことを感じながら、勉強になりました。
パキッとしていると書いちゃったけど、優しさも伝わる文章です。
お人柄なのでしょうね。
お会いしてみたい方のおひとりです。
2016/03/30 | グリーフとの向き合い方 グリーフケア, グリーフブック
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