「喪失とともに生きる」ご感想 M様 その2
読了致しました。
きちんと文章にまとめるにはまだお時間を頂戴することになりますが、
なんと申しますか、読み終えてまずの感想は
これからの人生に「新しい地平線が生まれた!」です。
母親の病気発覚、ほぼ同時におこった家の事情の数々、
傾いた運から離れていく親戚や母の友人たち…
いちどにたくさんの喪失が重なって、
「明らかに見える」現実の景色がかわりました。
足したり引いたり、力ずくで削ぎ落としたりを重ねて
なんとか折り合いが付いた頃、先生の本に出会いました。
大好きな母に会えない寂しさ・悲しさにはかわりありません。
なんでもないようなときと、急に針が振り切ってしまうようなときと、
まだまだ不安定です。
けれど自分のこころの中に、引き継いだ自分といういのちの中に、
母のいのちを感じます。
朝はお仏壇の両親に「ありがとう、今日も無事おきられた」で始まり
夜は「おかげさんで無事に一日終わった」と手を合わせて1日が終わります。
それで、充分なんだ、と。
明日のことを欲張らず、目の前にあることを精一杯頑張る。
喪失のおかげで立つことができた、新しい地平線です。
それが嬉しくて、浅原先生に急ぎお伝えしたくて、
メールを書いています。
本当に素敵な一冊をありがとうございました。
⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨⌒¨
M様ありがとうございます。
新しい地平線という言葉は、素敵なこころの表現だと感じました。
この言葉に触れて、
私もあの頃の自分に教えてあげたくなりました。
そして、引き継いだいのち、感じられましたか。。
そう言って頂き、ほっとしました。
まだお会いできていない方ですが、
私がどうしてこの本を喪失の渦中の方にお届けしたいと思ったか。。
きっと伝わっているのだなと思いました。
人はそれぞれの人生を様々な想いを抱え、生きています。
いろんな方がいて、その想いを共有して、この時間とともにできたら。。
優しく大きな愛を携えたお母様だったことでしょう。
お母様が今も私達の世界を見て、
柔らかな笑顔で今日も見守ってくださるお姿が目に浮かびます。
私がこんなふうに書いていることも、よしよしと言ってくださるかな。
人の生きる姿や想いが、また誰かの胸の光になる。
文章だけど、人が読み取るものって言葉だけではないのだと思います。
心の対話を拡げていく、そう信じています。
信じていると言いながらなんだかいろいろ感激して、
涙と鼻水じわじわしながら書いていますが。。
愛と勇気をありがとうございます。M様に心からの感謝を込めて。
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