見守るってどんなこと？

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大切な人をなくしたとき、
周囲の方からの質問が案外多いのです。

“つらそうで・・”
“なにかしてあげられることはありますか？”

私も直接知らない方のことは正直難しい。

その方々の関係性などが分からないからです。

共通して言えることを、
今日はいくつかお伝えしようと思います。
先にいくつか、
先日フェイスブックにも書いた投稿を・・

大切な人をなくした方に何をしたらいいか、
そう聞かれることが多いのです。
周りが過剰に騒がず、何もしないでいられるよう
グリーフという概念を知ってくださいと私はお伝えしています。
もちろん、必要なときには手を伸ばせるように。
そっとそっと見守る、悼みに想いを寄せて。

そして、先ずは自分が抱えたグリーフを労わって。

無念だったとか、可哀想だと他人が言わないでいて欲しい。
もしその言葉を使うとしたら、
それはご本人やお身内が気持ちを表すときの言葉です。
言わずにはいられないくらい胸が痛むとき・・
それを感じているのは自分です。

先ずは、御自身の痛みを感じてください。
そこから、いのちへの慈しみと寄り添いは生まれます。

とここまでが先日投稿した記事です。

つらいと思う自分の気持ちのお世話が大事。
そこから始めて欲しいなと思うのです。

見守ると似た意味合いで、
“そっとしておく”があります。

“伴侶をなくした友人がずっと電話を掛けてくるんです。
でも、そっとしておくのも必要ですよね？”

と質問されたことがあり、
それはこの方が離れたいだけでは・・と。
なんと言ったらいいのか、
言葉に詰まって涙がでそうだったことがあります。

そっとしておくを自分の利に使われるのはつらい・・。

見守るも、そっとしておくも、
行動面では確かに周りの気遣いからでもあります。

ただ、それは当事者の希望と合ってのこと。
ここが難しいですね。
聞くのも負担、答えるのも負担。

だからグリーフという概念を知って欲しいと思います。

返答がこないときも、穏やかでいられるように。

お相手のペースを、
待っている自分ででいられるように。

グリーフは人それぞれ、
どんな態度も当然の反応と思いやりを持てるように。

そっとそっと見守る姿勢でいられるように。

2017年7月8日　グリーフケア～はじめの一歩