温かい光があれば。
私のグリーフの先生は灯台のモチーフがお好きです。
❝暗い闇に感じるとき、どこからか光が射す❞
そんな比喩としてのことと思います。
大切な人をなくしてグリーフを抱えた方が、
御自身の現状を暗さで表現されることは多いものです。
❝ずっと闇の中にいるみたい❞
❝暗い穴にどんどん落ちていっている気がする❞
きっと悲しいことは当然と思えるのですが、
この真っ暗闇から抜けることができないように感じて怖いのです。
人は安全・安心を求めますから、
この逆に怖さを感じるのも当然です。
それは哀しみを忘れたいとも異なるのだと思います。
でもこの怖さは概念でも今まで体験した怖さと違う、
経験したことのないもののように感じます。
今までの自分の経験上のやり方が通用しない気がします。
カウンセリングって何をしますか?
話すだけですか・・日々そんな質問を頂きますが。
話すというより語ること。
案外経験したことがないものなのだと思います。
経験したことのないことを諦めるより、
自分の今の位置やここからの方向を感じるだけでもいいのではないかな。
何より私は・・
自分がグリーフに浸かっているとき苦しかった。
誰かが手を差し伸べてくれたらと思っていた。
ひとりで小さくうずくまって泣くのは、しんどかった。
だから灯台のように温かい光を感じられて、
いつでも来れる場所があったらな・・そう思っています。
2017/02/26 | カウンセリング紹介, グリーフとの向き合い方 お問い合わせ, グリーフケア, 御家族から教えて頂いたこと
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