次の子さえ出来れば。。
大切なお子様を失って、「次の子さえ出来れば違うのに。」
よく聞きます。
お気持ちは分かる気がします。
赤ちゃんは可愛いし、癒しですしね。
失った分、取り戻したい。この場合はこどもをではなく、幸せをかな?
そう思う気持ち、人間だからきっとありますよね。
実はこのお話は、あまり書くことはないと思っていたのです。
私もこれに関しては、私の口を出す問題ではないだろうと感じたりして。
いつも言われても、否定も肯定もしないポジションでいます。
ただ何故かこのところ、続けてこの件で苦しくなってしまった方に遭遇するので
これは書いたら?というメッセージみたいなものかと。。
文章が過ぎたらごめんなさい。
私がもし伝えるとしたら、
“次のお子さんは失ったお子様の代わりではありませんよ。大丈夫?”
と、それだけです。
まぁ、大抵「分かっています。大丈夫です。」と言われます。
そして、妊娠。。何故か、涙が止まらない、苦しいと連絡があったり。。
または、数年の後グリーフに陥ったり。
「こんなはずじゃ、なかったのに。」そう言われます。
いつも書きますが、喪失はひとつひとつケアが必要です。
いいことがあったら、帳消しなんて勿論いかないのですね。
だって、失ったお子様のことこんなに大事だったと一番御自身が知っているのですよね。
グリーフケアって大事なのです。
そして、私が心配なのは。。そうして育った次のお子様のことでもあります。
“僕は代わりなんだ。”
“私って何なんだろう”こう言われることがあります。
お子様がこう思いこんでしまうと、なかなか抜け出せなくなります。
自分の存在価値。
こどもには育つ過程で何より大切なものです。
グリーフを抱えたままの子育てで、次の世代にまたグリーフを繋げないでいきたい。
そんな想いで書かせて頂きました。
来年の秋には、お腹の赤ちゃんと笑顔で過ごせることを祈って。
あんなこと言ってたねぇ、って言えるお母さんになるよ。大丈夫。
そして、もう大人になったあなたへ。
貴方は最初から代わりではなかったのですよ。
たったひとつの大切ないのち、大切な存在です。
今からでも、代わりでない貴方の人生を進めると信じています。
ひとりで大変だったら、一緒に考えましょう。
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