未来の仲間へ
「グリーフケアを仕事にしたい、どうしたらいいですか?」
「自分もいつかグリーフの分野で何かしたい。」
時に、このようなご相談を頂きます。
未来の仲間からですね。
❝大切な人をなくした方へのこころのケア❞
と私は言葉にしているグリーフケア。
まだ過渡期です。
認知面で言えば、言葉を知っている人は増えました。
先日は介護現場の方から、
「グリーフケアって、もう一般的な事ですよね。」
そう言われました・・一般的はまだ遠い気もしますが。
とは、いえ・・
私がひとりで勉強し始めた20年前よりは大分進歩している。
職業としてはスムーズな道がまだありません。
仕事としてより以前に、
誰が何をどうしていくかの段階でもあります。
私もまだ言われますよ。
❝大事なお仕事ですね❞
“え?有料ですか?”“ボランティアじゃなくて?”
とアンバランスな感じの印象みたい。
そう1990年代はボランティアの会などがありました。
ありましたというか、今もあると思います。
ただ、上手く継続は出来ず閉会したところも多いと思います。
問題点になっているのは、大きく分けて二つ。
高齢化と資金難です。
(資金難による継続不可能が正しい説明かな。)
時代が変わりました。
若者の世代に保証や経済的な余裕がなく、
今まであった形のままでは引き継ぐことが難しいからです。
今の時代に適応できるような形を見出していく、
もしくは存続のための経済が循環できるような仕組みが必要です。
私もずっとここを考えながら、歩んでいます。
今どのような形を創造し、
ここからどのような形でグリーフケアという分野が進んでいくのか。
どうしたら、この輪が拡がっていくのか。
こんな私の気持ちと繋がって、
ivyには未来の仲間も学びの場に参加してくれています。
自分もやりたいけどどうしたらいいか?
その意見にはとても共感します。
というか、最初から考えている方は素晴らしいと思います。
私など、熱意だけで始めてしまいました。。。
私は最初の最初はすごく甘い考えでした。
やっていけなくなったら、それは仕方ないみたいな・・
でも一番初めに来たお子様を突然亡くした方と会って、
自分の勝手で止めることなど出来ない。。そう思いました。
しんどいときに手を伸ばせる場所にするには、
続けていけること・そこに在ることが大事なんだと痛感したのです。
そこからは走りながら、
景色を必死にみながら何とか4年目に入りました。
そのころの新聞の見出しは、多くが❝孤軍奮闘❞でした。
今は最初よりたくさんの方に応援して頂いて、
繋がりもできました。
何になるかは分からないけど、
きっと伝わることもあるだろうと信じられるようになりました。
これから仲間になる方は、
不安がいっぱいなことでしょう。
でも今もっている、
グリーフケアが大事で伝えたいって気持ちを大事にしたいね。
そして声を掛け合えるような繋がりも作りたいな。
私の形が正解かは、分かりません。
時代とともに形は変わることもあるでしょう。
ここからは、みんなで一緒に考えていけたらいいな。
それにはグリーフを取り巻くいう現状と、
今の現実の中でなにがやれるかということを、
とにかく必死にやってみようと思っています。
継続は力なり。想いは繋がると信じて。
2016/08/30 | グリーフとの向き合い方, セミナー グリーフケア, セミナー
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