*

医療者が語る答えなき世界~本の紹介

Pocket

大切な人をなくしたお話を伺うのが、
私のグリーフカウンセラーという仕事です。

現代は人がなくなるときには、
医療や介護という現場が介在していることがほとんど。

 

ときに悲しいけれど、
その場で起こったことで傷ついたという訴えもあります。

私も看護という現場を通して、
グリーフという世界に入ったのです。
だからという理由で、いらしてくださる方もいる。

 

あの頃のどうにもならない想いとか、
いのちと向き合うということへのジレンマとか、
今でも想い出すことはたくさんあります。

病院で過ごしたときの心情や、
その事情が分かるでしょうと聞かれたりもします。

 

 

それでもカウンセリングにいらした方が、
臨床の現場でつらい言動を受けたと聞くととても悲しくなります。

こういうことは今まで書いたことはありませんでした。

守秘義務もありますし、
なにより片方だけの話で書けることはないと思うから。

 

 

それでもねぇ、
あまりなケースを聞くと考えてしまいます。

 

 

医療や介護に限りませんが、
人の最期のときに関わるということ。

 

寄り添うって難しいの?

 

この根本てものの教育をどうしたらいいのか、
課題は大きいなぁと思うのです。

 

 

 

前置きが想いのあまり長くなりました。

そんなヒントになりそうな本を探していて、
この本を見つけました。

文化人類学の先生が見た医療現場、
そこで働く医療者の姿が描かれています。

 

医療者から見て当たり前の世界、
なら・・

そこで起こるすれ違いは何故起きているのか。

 

医療者だけでも、
患者側だけでも見つからない視点がある。

双方がお互いの意見を主張するだけでは、
もうこの先にはいけないのだと感じます。

異なる分野の介入が必要な時代がきている。

 

この本はこれから医療・介護に身をおく、
患者でも家族でも医療者も皆一緒に考えるべきと思う。
(私がこのブログで“べき”って使うのは初めてかも。)

目次だけでも見てみてください。

 

こういうのは情報の新しさが大事。
2017年6月刊行のこの本を是非手にとってみてください。

この先生にお会いしてみたいなぁ。

 

因みにHPの方の記事の写真は白衣姿で本を持ってみました。

なんかリアル・・

医療者が語る答えなき世界: 「いのちの守り人」の人類学 (ちくま新書1261)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

季節の便り

大切な人がいなくなって・・ 同じ季節や思い入れのある日など、 また...

記事を読む

夢のまた夢

夢のまた夢って、 儚いことを意味しますね。   ...

記事を読む

旭くん光のプロジェクト

今「くじらぐも」という演奏を聞きながら、 この記事を書いています。 ...

記事を読む

人には訳がある。

生きているといろんなことがある・・ と私はいつも書いております。...

記事を読む

2017年12月22日 MYジャンクション~インナーチャイルド

12月のMYジャンクションは、 毎回ご好評のワークショップです。 ...

記事を読む

新着記事

季節の便り

大切な人がいなくなって・・ 同じ季節や思い入れのある日など、 また...

記事を読む

夢のまた夢

夢のまた夢って、 儚いことを意味しますね。   ...

記事を読む

旭くん光のプロジェクト

今「くじらぐも」という演奏を聞きながら、 この記事を書いています。 ...

記事を読む

飾らぬ真心で日常を。

人は皆が素直に表現出来たら、 もっと人間関係がスムーズなのではないだ...

記事を読む

人には訳がある。

生きているといろんなことがある・・ と私はいつも書いております。...

記事を読む

季節の便り

大切な人がいなくなって・・ 同じ季節や思い入れのある日など、 また...

夢のまた夢

夢のまた夢って、 儚いことを意味しますね。   ...

旭くん光のプロジェクト

今「くじらぐも」という演奏を聞きながら、 この記事を書いています。 ...

飾らぬ真心で日常を。

人は皆が素直に表現出来たら、 もっと人間関係がスムーズなのではないだ...

人には訳がある。

生きているといろんなことがある・・ と私はいつも書いております。...

→もっと見る

PAGE TOP ↑