出会えた方に感謝を込めて。

Tweet

Pocket

2013年3月に起業してから、
お名刺交換をした方にお礼状を書いています。
（クライアントさんには書面は出しませんのでご安心を。）

というのも実は名刺交換自体、
それまでほとんど経験したことがありませんでした。
（看護師って名詞使うことが、まずない。）

病院以外でのお知り合いもいなくてね。

グリーフという言葉も、
今よりも更に知られていませんでした。

グリーフという概念を少しでも覚えて頂くのに、
私が出来ることはどんなことだろう？

そう考えましたが、
私には正解は分かりませんでした。
これは今も同じです。

病院を辞めて起業して感じたのは、
世の中にはたくさん人がいるなぁということ。
当たり前のことですけど、
自分の世界が狭かったことを知りました。

これまでなら出逢わない方にお目に掛かる、
グリーフという言葉を知ってくださる。
ときに関心も持って、聴いてくれる。

なんて有難いことだろう、
そう思いました。

でも初対面の人にグリーフのこと、
分かってもらえるかなって・・

とても勇気がいります。

そんなときは昔のブログですが、
こんな言葉が今も私の背中を押します。

ブラックジャックによろしく

お名刺交換をして、
ダイレクトにエピソードを話すことはありません。

それでも後から、
“私も大切な人をなくしています。”
そうメールを頂くことも少なくありません。

大切な想いを受け取ります。

誰も、誰でも。

メールをくださる方に限らず、
誰もが大切な人を思い浮べるのだと思うのです。

言葉だけで共有せずとも、
想いをともに抱えてくださった方に
こころからのお礼を伝えたいなと思っています。

あとはね、
また会えると思っていた人に会えないことがある。
人生の最期はいつか分からない、
そんな現実をたくさん目の当たりにした経験があり過ぎて。

次に会うときに言えばではなく、
無事なうちに伝えたい。
という心配性の私なことも正直な理由です。

出逢ってくれてありがとう。

この同じ時間を生きる方へ、
感謝を込めて。

葉書は、季節毎に変えていて～
2月初旬に出逢った方には、
お気に入りのバレンタインバージョンです。