優しさを伝えて。
優しいにはいくつかの意味がある。
姿・立ち振る舞いに使うこともあるし、
性格に使われる言葉でもある。
地球にやさしいといった場合は、
影響が少ないといった少し曖昧だったり。
私が今日書くのは、
思いやりとか情がこまやかという使い方の意味です。
(参照;大辞泉)
人のすれ違いって、
情が上手く伝わってないときだと思う。
態度が優しいだけとも少し違うよ。
内側で違うこと思っていて、
優しい振りしているとそれもまた違うから。
気持ちはあるのに溢れてないというか、
伝えきれてないみたいなときに分断していく。
昨夜書いた医療現場でのすれ違いも、
このようなひとつだと思う。
忙しくても、時間が掛けられなくても、
優しさが伝わる接し方ができれば緩和される。
伝える前に思い込んでしまったり、
どこか諦めてしまったりするのかもしれない。
相手を大事と思っていること、
いのちを一緒に見つめていること。
態度だけになるから伝わらない。
よくセミナー等で質問されるのです。
“どうしたらいいですか?”
方法じゃないのだと思います。
マニュアルにはならないのだと。
仕事としてとか、家族の立場として、
こういう立場的な主張だと論争になりがち。
どっちかという二元論では無理がある。
ひとりの人として、
有限のいのちを生きるひとりとして。
この同じ時代を生きる仲間として、
人に優しさを伝えてみて欲しいなと思う。
こうやって出逢えているのは奇跡だから。
どのいのちも、ひとつとして同じでない。
それぞれの輝きも違って、
ひとりひとりが大切な存在。
そこに還れば、
ただ優しくあるだけでいい。
限りある時間の中で優しさを伝えて。
いのちという限りの中で自分はどう在るか。
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