人は三度死ぬと言われる社会
先日のセミナーで、お話ししたら「もう少し聞きたい」と
言って下さった方がいたので。。
私の勉強する世界では、最近こう言われています。
一度目は、老いや病気や障害で社会から切り離されること。
(社会的な死)
二度目は、生命が終わるとき。
三度目は、その方のことを覚えている方がいなくなるとき。
二度目と三度目は、いつか来る避けられないことでしょう。
私が最近気になるのは、一度目のこと。
これって、昔は言われていなかったですよね。
老いても、病気でも障害があっても
家庭や社会で役割はあったし
存在する意義を他の方も感じていました。
近年、生産性のあることが価値があるような誤解?があります。
人は生き物ですから、病気にもなるし老いもする。
そこを役にたたないからって考え、何とかならないものでしょうか。
家庭の形態も、医療も変わった。
生活も裕福に、便利になりました。
でも、一番大切なこと。。おいてきちゃっていないだろうか。。
老いても、病気になっても、障害があっても同じ人間。
生きる権利があるし、それを責められるような扱いをされることはないはず。
この排他的な考えが
いつか自分をも追い詰めることに、いつ気がつくのだろう。
これに対して、まだ何も実際は出来てないけれど
変えていかなきゃいけないことだと思うのです。
皆さんはどう思われますか?
みんなで笑える社会の方がどんなに楽しいだろうと考えますが。。
2014/01/19 | グリーフ, ナラティブ, 繋ぐ・繋がる グリーフケア, 御家族から教えて頂いたこと
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