世界がもし100人の村だったら~本の紹介
懐かしいなんて声も聞こえてきそうです。
かなり以前の本ですが、私は好きなんですね。
今でも時々手に取ったり、内容を思いだしたりします。
流行った当時は血液内科を中心とした病棟に勤めていました。
3歳~高校生くらいまでのこども達が、
重い病気や一生背負う障害を持って入退院を繰り返す。
そのこども達に看護師として向き合うとき、
なにが軸になるのかまだ分からない頃でした。
しかも看護師になって10年くらいの経っていて、
私には向いてないなんて言い訳しながら・・
くじけそうだった時期でした。
もちろん、
この本自体に大事なことが書いてあるのは言うまでもないけど。
私にとっては、
大部屋の中学生のこども達と読んだ想い出もあるからかな。
中学生は男女問わず照れ屋さんで、
そのときは茶化してしまうこどももいたけれど。
その歳で自分のいのちについて考えることを強いられる、
きっと言葉にしない想いはたくさんあったのだろうと思います。
人はそれぞれにいろいろな状況や事情はあります。
何もない人などいないのではないでしょうか。
言わないだけですよね。
自分に困ったことがあると、
ついついそこだけに目が向きがちです。
それでも恵まれていることもあるのではないでしょうか。
(これは自戒の意味もこめて。)
世界の中でこんな恵まれた国に生まれて、
自分の人生で悩めるという幸せに私たちは気付いたらいい。
大変なこともあるけど、
それ以上の幸せがあっていのちあることを感じられるよう。
誰かに手を伸ばせる人でありたいし、
誰かの優しさにも気付ける人でありたいね。
そんな想いを忘れぬよう、この一冊を本棚に。
2016/09/22 | グリーフとの向き合い方 グリーフケア, グリーフブック, 気付く
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