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一隅を照らす、光とは?

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一隅を照らすこれすなわち国宝なり

最澄の有名な言葉です。

本来は先の一文もあります。
御存じの方も多いのかもしれません。

 

 

大切な人をなくす、
私達がこの喪失という課題に向き合うとき・・
やはり光を求めるのだと思います。

人間ですからいずれ別れは来ると知っていても、
直面したときに“あぁ、知ってました”
そう飲み込める方は少ないことでしょう。

 

 

人は自分の体験したことのないことは、
そうそうは腑に落とせないもの。
いえ、この意味は・・
体験がないと言いたいのでもありません。

 

看取りをする職業の私でも、
慣れなどということには至りませんから。

 

いのちに向き合うということは、
言葉では語りつくせない痛みを伴うのです。

想いと生きる力という、
目に見えない感性だから。

 

 

いのちへの感性

 

 

私達の胸のうちには、
いのちの源泉のようなものがあって・・
大切な人との別れと死を通して、
学びゆくスイッチが押されるのかもしれません。

 

光が感じられない暗闇の中で、
何を求めて生きているのだろう。
そんな問いを抱いていきます。

 

ivyに辿り着く方は、
初めはそこに光があるかと期待してみえます。

それは最初のとっかかりであることに、
すぐ気が付かれるのだと思います。

 

もう今より前には戻れない。
どうして気が付かなかったのだろうかと。

 

 

普通、それって幸せのこと。

 

 

生きる苦しみを語るうち、
きっと最初のきっかけは先があることを知ります。
ここからが自己の体験です。

毎日自問自答しながら過ごされることと思います。

 

ひとりでは押しつぶされそうにも感じる、
そんなとき迫る孤独をもともにします。

 

始めは光をどこか遠くに求め、
そんなものなどないと絶望までも行き切れず・・

ある日、気が付きます。

 

 

もう手にしていたことに。

 

大切な人から受け取っていることに。

 

光は胸のうちに。

 

自己の人生を紡いだ中に。

 

 

響きの先へ

 

 

一隅の光・・

それは“いのち”そのものであると。

 

私達は出逢った人と照らし合いながら、
生きてきているのだということに。

先に生き抜いた人とも生きていることに。

 

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