メッセンジャー
「浅原さんは、メッセンジャーだな。Yとかこども達のさ。」
そんな有難いお言葉を頂いて。。
いやいや、という私に。
「だってさ、坊さんだって普通じゃん。ちゃんと供養すればとか言われたけどさ。
俺あの頃ずっと祈ったよ。助けてくださいって、ずっとずっと一日中さ。
でもさ、助かんなかったもんね。そう言ったら、坊さん黙っちゃってたけど。。
だからさ、浅原さん普通の人でもいろいろ話せばいいんだよ。」
と、無理やりぽいけど応援してくれた。私も、“もうそんな”とは言えなかった…
可愛い一人娘を17歳で失ったYちゃんのお父様の言うことは
宗教批判ではなく、正直なお気持ちだろうと受け止めたいから。
そのくらいお辛いということなのだと。
もし、この仕事を始めることがあったらお墓参りに行かせて頂こうと思っていた。
実現して、9年振りに御両親と会えた。お墓に報告も出来た。
御両親は、「まだお墓に行くのはつらい」そういいながら
私を連れて行って下さった。
そして、少し驚いたのは
私がYちゃんのことを伝えたいとお願いしようか、どうしようか。。
迷っていたら、お父様がそう言って下さったこと。
9月から出逢ったお子様達のこともセミナーで伝えさせて頂くようになった。
きちんと伝えられているだろうか?
大切な人をなくすということは悲しくて辛くて苦しくて。。
その道程は、そんなに容易いことではない。
家族ではない私でさえ、とてもしんどい。
スライドを作りながら、思い出して泣いてみたり。自分を奮い立たせてみたり。
感情が忙しい。
でも、何故かセミナーに来て頂いた方に話し始めると大丈夫。
きっと、何かは伝えられる。そんな気がするから。
Yちゃんにそう言ったら、あの照れた顔で
「いや、別にあたしなんか。。そんな。。」とか言うに違いない。
よく頑張ったよ、本当に。
あの頃、そう言ってあげられなくてごめんね。
その代りにはならないけど、「生きる」をみんなに伝えるよ。
まだまだ人前で伝えることが上手ではないかもしれませんが、
真摯に向き合って伝えています。
そんな私のセミナー「はじめの一歩」に是非いらして下さいね。
お待ちしています。
2013/10/07 | グリーフ, セミナー はじめの, グリーフケア~はじめの一歩, セミナー, 御家族から教えて頂いたこと
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