ペットを飼うということ。
「こどもにペットを飼っていのちの大切さを教えたいんだよね。
でも、自分がこどもの時悲しい思いをしたから
あんな気持ちを味あわせたくはないんだ。」
先日、あるビジネスマンの方に言われました。
この方は、こどもの頃飼っていたペットが亡くなって
とても辛かったと。そして、同じ気持ちをお子様がしたら、悲しかろうと。
そういう訳です。
。。。
私はこの方は、大好きな方です。ビジネス一年生の私から見たら大先輩。
が、これは少し無理があるのではないでしょうか。
ペットもいのちある生き物です。
病気にもなる、命に限りもある、どんな生涯を送るかは予測は出来ません。
勿論、ペットは可愛いだろうし癒しでもあります。
一緒に生活して得るもの、与えるものたくさんあるでしょう。
極端なことを言えば、短い時間でお別れをいうこともあるでしょう。
病気になってしんどそうなペットを看ていく。
そういうこともあるかもしれません。
もしくは、ペットが長生きしたとして
ご自身が身体の調子が悪くなったり、年老いて充分にお世話を出来ないこともあります。
いいこともあるし、一緒につらいこともあるのだと思うのです。
何より、一番の気がかりは
この方はこどもの頃ペットを亡くしたの想い出が今でも苦しいのです。
想い出がつらいというより、正確にいうとすれば
亡くしたことを、喪失をケアしなかったのですね。
だから、今でも向き合うことがつらい。。
まさに、グリーフの状態です。
グリーフはひとつひとつケアが必要です。
ケアをしないまま、次にペットを飼っても
今度はそのいのちに向き合うのが苦しくなることがあります。
そして、グリーフは更に複雑になる可能性があります。
おうちにいるペットが大切なら大切なほど、ご自身のケアもされて下さい。
それに気がつかず、ペットロスに陥る方が増えています。
あなたは喪失のケアをして、いのちと向き合える状態でしょうか?
生き物のいのちと向き合う覚悟はありますか?
まぁ、私も時々おうちに欲しくなりますけどね。。癒し系。
↓ せめてもと、友人がくれたうちにいる唯一の癒し系(笑)
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