ひとつ、ひとつ。
「いい方向に向かうように、ひとつひとつ」
カウンセリングに来ている方の言葉です。
まだ涙ばかりだけど、
少しずつ先がみえてきました。
このところいらっしゃる方がなくした方は、
いわゆる若年層という40代以下が多いのです。
若いというだけで、
いろいろな感情が湧きでてくるかな。
私もね・・
いのちはどれも大事と言いますが、
こどもや若さはまた言い表せない痛みがあります。
現代のような長寿社会といわれる中で、
若年層の死亡原因は悪性腫瘍が増えているから。
若年層は特殊に感じる方も多いこと、
闘病期間にご家族も複雑な心境を抱きながらだったこと。
そんなシビアな心境に、
周囲の方が寄り添いづらいのかも。
大切な人をなくすに加え、
周囲から傷ついてしまうことが多かったそうです。
こういうときは、
確かにひとつひとつ。
喪失体験ってひとつではありません。
自分の歴史とも関わってくるし、
起こったことは過去でも感じているのは今も。
絡みあっていることは、紐解くように。
そこからまた紡いでいく想いがあります。
「話せるって嬉しい。」
そんな言葉を聞きながら、
お話しはまた進んでいきます。
安心して話すことが出来る。
ひとつひとつの先ずひとつ目です。
2017/07/22 | グリーフとの向き合い方, 繋ぐ・繋がる カウンセリング, グリーフケア, 御家族から教えて頂いたこと
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