その人の魅力とは。
考えごとをしてしまうとき・・
案外、どうにもならないことを巡らせています。
何故かというと、
自分の思考の中で思うことは自分の枠の中だけになりがち。
そして正解とか解決とかを考えているのです。
現状として、自分の枠内でどうにもならず。
正解や答えを知ることが出来ないこともあります。
❝ない❞ものを探しているようなものです。
こうなると我ながら、❝私って、なんて情けない❞などと思ったりします。
が、こんなとき想い出すことがあるんです。
大切な人をなくした方がカウンセリングにみえると、
お話の中で私が質問することがあります。
その方はどんな方でしたか?と。
大概「優しくて・・」「頼りがいがあって」
そんな素敵なお人柄を、生前のエピソードを添えて教えて頂きます。
あるとき、おひとりの方が同じように答えながらこう仰いました。
「どうしよう、在り来たりの言葉でしか彼の良さが言えない。」
「彼のことを一番よく知っていると思ってたのに。。」
そう言って、泣かれてしまいました。
ね、優しいとか男らしいとか・・お子様だと可愛くて・・
もちろん、その通りだと思うんです。
でも、ある人を表す言葉としては大枠なのですね。
クライアントさんが私に伝えたいことは、
もっとその人らしさが出ている部分なんです。
それでね、もうすこし聞いていくと。
一般的な褒める言葉以外の表現に、
その方の良さというか、人となりのようなものが感じられます。
「どうしても聞いてくれないときがあった。でもそれは彼が~だったから。」
「ひどいこと言ってしまった。~という気持ちを受け取れなくて。」
そんなふうに話される「~~」に入る言葉がその方や、
おふたりのの関係性にとって重要だったりします。
そこがきっと、その方の愛らしいところでもあるんです。
こんなエピソードをまた思いだしつつ、
私自身も自分では短所やマイナスと感じるところに私の魅力もあるのかも。
そんなことを思います。
なかなか自分だけでそう確信するのは難しい。
それを自覚させてくれるのは、
何より大切な人の存在も大きいのです。
大切な人に見せる自分の姿、
その正直な部分と関係性に人の魅力は詰まっているのかもしれません。
2016/08/20 | カウンセリング紹介, グリーフとの向き合い方 カウンセリング, グリーフケア, 御家族から教えて頂いたこと, 気付く
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