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いのちの長さだけから他のために。

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余命宣告や治療の限界が見えてきて・・
治療の効果少なそうなときや、
苦しいリスクの方が高そうなとき何を考えるべきか。

考えるというより何を選ぶか、
どこに視点を持つべきかという言葉が適切かもしれません。

 

今日はそんなことをお伝えしたいと思います。

 

というのも、このところ看取り前の段階のご家族から
「思ったよりも、見ているのが苦しい。
これはどうしたらいいのか。」
というご連絡を頂くこともあるからです。

 

背景に関しては、以前の記事をご参照ください。

 

ここからの看取りの形は?

 

本題に入ります。

人が生きる中で病気を抱えたとき、
その症状や治療の経過の中で方向を見定めていく時期がきます。

 

緩和ケアの世界では、ギアチェンジと表現されたりします。
(最近の医療ではなんて表現するのでしょう?)
ある北欧の医師はこの話しあいを、
ブレーク・ポイント・ディスカッションと呼んでいると
ある本には書いてありました。

 

要は生命の時間を伸ばすだけのことから、
他のことのために時間やいのちを使うことへの
転換期があるということです。
(時間の長さだけを求めていくなら、この限りではありませんが)

生命の時間以外にも人が価値を置くことをここで考えることです。

 

例えば、家族を過ごす時間ややり残したこと・・
好きなことをして過ごすことなどその人の人生において大事なことです。

 

これは本来ここで改めてというより、
それまでで何に価値をおいてきたかなのですが・・

こうした会話や考える時間を持てることは、
現状とても少ない。

最後は尚更でもあります。
感情が混乱するからです。御家族にとったは当然ですね。
ここはシリーズセミナーの家族や死生観の中で詳しくお伝えしています。

 

 

医療者がうまくこの会話を取り扱えれば、
残りの時間を最高の時間として遺せるでしょう。

 

ただ残念なことに、まだ医療も追いついていません。
医療が至らないのではなく、
それ以外の業務に多忙を極め過ぎているからでもあります。

 

 

ともにいることの出来る医療者を育成していくことが、
必要な時代になっています。
なったと言われてから久しいですが・・。

医療業界のみでなく、
この視点に医療を受ける側の本人・家族、
そして医療者という関わる人がどのような視点を持っていくかです。

 

見送る人々にとってはつらい課題なのかもしれません。
このまま存在していて欲しいという願いももちろんあることでしょう。

ただ・・その方のいのちを尊厳をもって見送るとき、
これからは必要な視点になってくるのではないかと思うのです。

 

いのちから他の大事なことへのシフトは、
御自身の人生を表すことにも繋がっていきます。

いのちの輝きを関わる人々で見守れますように。

 

 

迷ったらいつでもご連絡ください。
一緒に考えていくことくらいは出来るから。
ひとりで苦しむことはないのだから。

他のことは❝いつでもおいで❞と書くけれど、
予期悲嘆に関しては行き詰まったら早目においで。

グリーフカウンセリングivyのHPはこちらから

TS3U1521

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