“あるべき”はない、グリーフの世界
先日のセミナーで、尾角光美さんの「ままに」というキーワード
その通りである訳です。
「あるがままに」「感じるままに」
尾角さんの講演やワークショップは、グリーフということを
御自身の体験から伝えられています。
2月8日「生きる」を考える~響いてきたいのちからの言葉“聴くことの力”
「ままに」という言葉が、すっと入ってきたことと思います。
そこで思うこと。
私のセミナーでは、援助職の方に聞いて頂くこともあり、
グリーフということを知識として伝える機会があります。
感想の中に
「結局(ご遺族に)、なんて言葉をかければいいか知りたかった。」
という意見を頂くことがある。
うん、気持ちはとてもよく分かります。
私もきっとそう思って、勉強してました。
あの時なんて言えば良かったんだろう?
どう行動したらいいんだろう?
見送った後で家に帰ってからも、ずっと考えたりしていました。
「どうあるべきか」「どうあるべきだったか」を。
今になって思えば、マニュアルではないのですから
分からないはずよね。
~って言えば、グリーフが癒えちゃいます。。
なんてことは、ひとつもないわけなのです。
期待された来る方には、申し訳ない気にもなりますが。
それでも、グリーフってこういうことなんだ。
ただただ寄り添うことってなんだろう。
グリーフケア~こうあるべきってことではないのだな。。
そんな風に受け取って頂けるように
これからもお伝えしていこうと思います。
尾角さんをセミナーにお招きできて思ったこと。
大変なことも、涙が出ちゃうこともある。
でも私もまだまだ微力ながら、伝えていきたいことがある。
また決意新たにした日になりました。
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