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「喪失とともに生きる」書評 Y様

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またivyに書評が届きました。
某有名サイトにはまだひとつもないのですが・・
ここは皆様が私と分かち合いたいと思ってくださると思っているの。

編集さんには、「サイトにもお願いしてください」
と言われたりします。
ので、そちらもどなたかお願いします(笑)


さて、今回は男性です。
女性が多いでしょうと言われますが、
ivyに気持ちを寄せてくださる中には案外男性も多いのです。
不思議ですか?それはきっと私に会えば分かります。
・・ということにしておこう。。

以下、Y様の書評です。

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

親愛なる浅原聡子様
書評を、と思いつつ、
読書感想文と身の上話になってしましました。
しきりなおして、書き直したいと思います。

「喪失とともに生きる 対話する死生学」
読めました。

読みだすと止まりませんでした。
時間の合間を縫って一気読みしました。
読みやすかったです。時間の合間を縫って一気読みしました。

 

読みやすかった理由は、
物語る形での言葉だったからだと思います。
その情景と匂いと息づかいを想像しながら、
心象を感じようとしながら読みました。
もちろん全てを理解できるわけではありませんが、
近い気持ちになりたいと思わせる内容でした。

共感する内容ばかりでした。
死生学カフェの創設前から、ここまでの軌跡、
その前段階での先人たちの努力の軌跡も垣間見えて勉強になりました。
この本をまとめてくださったことに感謝です。

副題[対話する]というキーワードを使った背景に特に共感しました。
その通りだな〜と。

 

私はクリスチャンのはしくれです。
無料の聖書レッスンをする方と語り合うことが、
私のライフワークとなっています。
対話することによって、お互いの生きる意味とかをよく語り合っています。
そうすると、よく経験談が出てきます。同じ話を何度も繰り返し、
その都度少しづつ変わっていく心象がうかがえます。
起きた出来事について納得まで行かなくても
『耐えられるもの』になっていくんですよね。
そのことを通して自分の命に対する見方も変わっていく。
不思議ですね。

 

大変興味深いことですが、
イエスも「言葉」(ロゴス)と呼ばれているんですよね。
神が人間と意志を通わせるときの代弁者だったから。
対話、dialogの語源の一部になっているのは知りませんでした。

 

命にかかわる各界の専門家の現場の経験とご自身の経験、
ボランティアやNPOの方々の活動にも励まされました。

すべての物語りと、コメントが、
これから生きていく自分の心のどこかに位置して、
歩んでいくその先で光や洞察を与えてくれると思いました。
7章の尾角先生の喪失の物語りに、特に引かれました。
何度も読み返してみたい内容でした。
聴くことの大切さと、聴く際の心持ちや態度、
何度も読み込んで身に着けたいと思いました。

 

この本は、生きていますね。
たとえ亡くなられた方の物語りとしても、
その亡くなられた方が生きているように思えました。

 

同時に、物語りが他の人の、
読者の心に影響を及ぼし続けるという意味でも生きていると思います。
生き続けるんじゃないでしょうか。

 

亡くなった方々の物語り、亡くなった方を看取った人の物語り、
一つ一つに、その語る勇気に誠実さに感謝申し上げます。

この本をまとめる為に、尽力を尽くしてくださった皆様にも、心から感謝します。
ありがとうございました。

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

本当は最初にもっと長めに文章を頂いていて、
ブログ用に書き直して頂いて。本当にありがとうございます。

 


❝この本は生きていますね❞

嬉しい言葉をありがとうございます。

・・そう、そんな本を作りたかった。

本がというより、読んでくださった人の中で生きていく本。

 

書評を頂くたびに、それぞれの方の紡ぐ言葉にハッとしています。
それはその方の人生の哀が輝きとなっていく過程が、
言葉の内側に紡がれていっているからだろうと感じます。
この記事の冒頭の言葉もそんな印象でした。
讀賣新聞に書評が掲載されました。

 

Y様に掲載のご了承を頂いたことへの感謝を込めて。
そして。。すこしまだ続きがあるの。
それは、またの機会に。
この書評がまた誰かに響いていくことを信じています。

丁度のタイミング、
2016年6月19日 讀賣新聞掲載されたようです。有難いことです。
必要な方に届きますように。

6月19日 讀賣関西版

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