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「さよなら」のない別れ 別れのない「さよなら」ー本の紹介

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副題は、ーあいまいな喪失ー
あいまいな喪失の第一人者、ポーリン・ボスさんの著作です。

あいまいな喪失は、
慣れていないと言葉がややこしく感じますね。

 

大きく分けて二つです。
「さよなら」のない別れ
生死が不明等で身体的には不在、
でも心理的には存在している場合。
行方不明、誘拐のように所在が分からない、
離婚家族のこども達も、
離別した親に同様の気持ちをもつこともあるかもしれません。

 

もうひとつは、
別れのない「さよなら」
人が身体的には存在しているが、
心理的に不在であると認知される場合。
認知症とか、精神的・気質的な問題で認知されない、
またはアディクションなど。
(日本だと麻薬よりはアルコール中毒の方が当てはまるかな)

 

曖昧な喪失は最初にも書いたとおり、
言葉が混乱していることもあります。
一般的な死別の二次喪失のことを書かれている方もいます。
そう使われていることもあるので、
間違いでもないのかもしれませんが。。

 

詳しく知りたい方、
人の話を聞く職業の方はまずこちらの本を参考に。

と私はお勧めしておきます。

 

そして、ボス先生は家族療法の専門家なんですね。
この曖昧な喪失を抱えたご家族のケアをされる方です。

曖昧な喪失は、
最もストレスフルな喪失で在り。。
曖昧性と不確実性は家族のダイナミクスを混乱させる。
と書かれております。

 

その通りなんですよね。
死別だけでなく、
家族の存在を失うことは日常の中で多くみられる状況です。

家族問題に関わるときのエッセンスが詰まっています。
その点でも、参考になる本だと思います。

特に最近は、不仲や縁切りみたいなお話もあって。。
胸が痛むことも多い世の中です。

家族やパートナーシップについて、
考える時期にきているなあと感じています。

 

私がこの本が好きな理由は、
装丁がなんとも言い表せないブルーグレー。
この色を見つめていると、
こころの奥の大事なところに深く沈んでいける気持ちがします。

そして。。あいまいな喪失を抱えたときは、
日常がこんな色に見えるだろうなんて考えたりする色合いです。

「さよなら」のない別れ 別れのない「さよなら」―あいまいな喪失

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